【DATA】
[広さ]
ごく小さい
[物価] ★★★
55%東京
中国のゴールデンウィークのため通常の倍
[人のよさ] ★★
相変わらず客引きおおし
[治安] ★★★
安全。サイクリング時は車に注意。
蚊にも注意
[移動容易度] ★★★★★
どこでも徒歩で。
[総合おもしろさ@せつ]
★★★★
[総合おもしろさ@さな]
★★★★
2002 May 01- 04
4days
【この街での朋友】
のんちゃん

以前、広州で会った深津絵里似?の関西の女の子。広州でいっしょにごはんをたべた。その後ここ陽朔で再びバッティング。すごい偶然です。もとナース。彼氏(バンドマン)を日本において一人でアジア周遊中。日本にかえったら、沖縄に移り住み、夢だったというガラス工芸をやるそうです。すごく感じのよい子でした。
■『夢の町』第一章
陽朔は『ゆめのまち』です。 なんでしょうこの雰囲気は
この町は歩いて半日でまわれてしまうほど小さくて、水墨画のような山を背にしたおしゃれな観光地です。 中国のなかでも特異な場所だとおもう。雰囲気的には「中国の軽井沢」かな。 規模はもっと小さくて、すごく「濃い」。
おしゃれなカフェも、観光地も、安いホテルもコンパクトに集まって便利。物価も安いし。
ここは西洋人やバックパッカーに人気の町らしい。
ここでは、知り合った人と別れても次の日いとも簡単に会えてしまうので、「じゃあまた夕飯でも」ということになる。つかず離れずの日々。 昨日知り合った「にわか友だち」に声をかけられたり、いつもの場所で、Tシャツに似顔絵を描いているおじさんに今日も会う。 まるでずっと前からここにいるような「ジモティ」感覚が、妙な居心地のよさを感じてしまうんだろうね。 ここはバックパッカーが「沈没」しやすい町だとは聞いていたけど、ナルホド、納得。

思えば初日から『陽朔パワー』はさくれつしてた。
100メートルも歩かないうちに偶然の再会が3連発で続いた。
張さんが、場所も時間も指定しないで待ち合わせた高田君に会い、半年も音信不通で連絡先も分からなかった日本人留学生の柴田君に会い、広州で知り合って別れたのんちゃんにも再会した。 ここまでくると、特別な磁力かと思うよ。うーん、『陽朔パワー』。
ずっと会っていない音信不通の人にも「ここにくれば会えるかも」という気にさえなる。

■マルコポーロホテル
桂林から川下りのツアーに参加して終点が陽朔(ヤンショウ/ようさく)という村です。小さい村ですが、水墨画のような景色のなかに村があるので、ちょっとサイクリングに出かけると、景色をひとりじめしたような気分になれます。ちいさな村ですから当然宿泊代も安いのですが、たまたま中国のゴールデンウィークと重なり、けっこうお金がかかってしまいました。

ここでの一番はホテル。すごくよかった。ここ、マルコポーロホテルは、歩行者天国のメインストリートのどまんなかにあります。このとおりは欧米人を意識してカフェが並び、みやげものやもハイセンスなのですが。なかでもぼくらのホテルのオーナーはフランス人。随所に中国人にはないセンスと気配りが見られます。部屋は全てストリートに面してて南向き、明るく、テラスがあり、椅子とテーブルが。例の水墨画のような山もみえます。 ホテルの1かいはレストラン。ここでひさしぶりにおいしい洋食を食べました。(詳細、下カコミ)

ナイスなホテルから見える山景色。

ホテルはこのメインストリートのまん中にあります。

【この街でのHOTEL】
マルコポーロホテル

フランス人のオーナーが経営する居心地のよい、いかしたペンション。ベットなどのインテリア、壁の色、テラスがあり山が見えること、洗濯物がほせることなど、気配り満載。
一階はレストラン。ぼくらが中国で食べた洋食のなかでお値ごろ感いちばんかな。 オーナーはいつも単パンで(以下写真のように)ホテル内をチェックして、従業員にいろいろ指示しています。 黒いかわいいねこがいます。

一泊300元=4500円、総合評価 ★★★★★





街からすこし離れるとこんな感じ

みせの後ろにすぐ山が。陽さくはコーヒーもうまい。写真はマルコポーロホテルのドリップ

♪サイクリング
サイクリング
 ヤッホーイ
ヤッホーい♪

宿をでると、現地のおんなのこに声をかけられます。ナンパではありません。彼女達は観光客のサイクリングのガイドしたいのです。料金は一日でだいたい50元(自転車レンタル、昼食こみ)が相場です。
ぼくらは勝手に自転車だけかりてサイクリングしました。 とちゅう奥田民男の『イージューライダー』などうたいながら。
♪なにもないな 誰もいないなあ 快適なスピードでえ 道はただ延々続く 話しながら うたいながらああー♪
などと。
■『夢の町』第二章
昼は近くをレンタサイクルでサイクリング。少数民族の村を訪ねてみたりね。
夜は人の熱気でむんむんする町を、ストレンジャー気分で散歩。
お店を冷やかしながら歩く人や、道にはみ出たカフェのテーブルでさわぐグループ観光客。 じっとりとしたぬるーい空気と、蚊取り線香のにおい、歩く人たちの気持ちいい喧噪、なんと川の方から花火があがった!もう「たーまやー(しっぽりと)」である。
ほんと縁日みたい、そうだ、縁日だ。不思議な懐かしさのもとはこれだ!
中国の喧噪にちょっと疲れて、ぼんやりしたいな、と思った時に、なつかしい「日本の夏」出現。
遠くから花火の火薬の匂いが流れて来た、後は枝豆があれば完璧だな。

ここは観光客だけじゃなく、生活してる人も夢の中にいるみたい。
パフォーマンスで食べている人。一枚20元でTシャツに似顔絵を描いて、夕方からは自己流「水墨画」教室、一時間30元。 はたまた、チベットへ旅行し、そこで原住民の人と物々交換で仕入れたという民芸品(ほんとか?)を売っている店もある。お金がたまったら、また旅に出るそうです。
ここでは、そんな生き方の人がほんとにたくさんいるのです。

今思い出すと、 この町を歩いている人、生活している人、出て行く人、
みんな夢の中にいるように思えます。
なんか、蜃気楼みたいです。



ハヤがはくによる山、サナがはくによる魚

ここでコンテンツヘルスのメンバーのみなさんとキヨとくみちゃんにおみやげを買いました。
おくるね。まっててね。

■ぼんやり生活、国境ごえに向けて充電。
ぼくらは毎日なにをするでもなくぼんやりし、ひさしぶりにインターネットカフェにもいき、メールしたり阪神の順位を確認したりしました。
夜には中国の観光客がが花火をあげます。とても個人向けの花火とは思えない程、音もでかくびっくりした。 ぼくらも花火かってみた。
サイクリングにいって、絵をかいたりしました。
知り合った日本人と何人かで屋台晩御飯を一緒に食べたのもいい思い出です。はい。

ベトナムに無事いけるか?不安と期待。体力を充電しました。
中国でも、ここだけはもう一回いきたいな。


夜おそくまでずっとみんなのんでる。縁日気分

世界のパチもんシリーズ、アディダスナイキ、サイクリングはやぽち

犬と鳥がいっしょにいる。牛もね。

サナいちとウシいち。これ以上は寄れない微妙な距離感。

キヨ&クミとコンテンツヘルスメンバーへのお土産を彫るおやじ。テロではありません。花火。



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro