|
■世界一周、どのくらいおかねがかりますか? ぼくは30さい、会社やめていきました。 使ったのはワンワールド五大陸ビジネスクラスで 彼女と一緒に二人で行きました。 当初より一日一万=365万の予定で出発し、2人で700万の予算でした。 結果からさきにいうと、 ビジネス差額分とユーロパス一等3ヶ月を込みで二人で約640万でした。余りました。 ただし、これははっきりいって遣い過ぎです。 この350万という金額はバックパッカーから見るとかなり高い金額です。ふつうのバッパーはこの半分以下でいきます。つまり一日5000円。 金額的に言うとひとり200万もあれば、ぼくらのコースなら普通に世界一周できるとおもいます。 いくつか差し引くところはあると思います。 参考になるかわかりませんが2人で300万、3年というバックパッカー夫婦もいました。 ぼくらがこれだけお金がかかった理由は 1、オーロラツアーやスキューバというお金のかかるアクティビティをした 2、治安の悪い地域でのホテルは高めにとまる(2人で50USくらい。もっと安いところでも実際は大丈夫らしい) 3、鉄道が好きなのでホテルトレインや、ちょっといい電車に乗ったりもした。(バスに置き換え可能) 4、ルートの問題。アメリカやイングランドなどの物価の高い国や、カリブにも行ったから。 5、おいしいものをたくさん食べた。 6、これは! というときはいいホテル(2人でUS100$くらい)にもちゅうちょなく泊まった。 ぼくらの訪れたところから、北米、カリブを差し引くと100万以上は減ると思います。 とくにカリブは高いだけでお値ごろ感がない。レゲエすきとかそういう理由でもない限りパスしてOK。 もっとももくろみと違ったのは、僕らの食費でした。 ぼくら食い過ぎ。ほんとに食べた食べた。自信を持って言えるよ。 食べ物は全く我慢していないです。もちろんフルコースばっかり食ってたというわけじゃ無くて、毎日充実感や満足感が得られる食べっぷりだったということです。
ほかにバッパーとおおきく違う点は、移動代。 ぼく電車もすきなので、寝台車とかホテルトレインとか乗っちゃうんです。これも凄い贅沢だから、たぶんバックパッカーだとやらない。
それからスキューバとかオーロラ見に行くなんてこともふつうのバックパッカーなら値段聞いただけでやめるだろうね。オーロラツアーはこみこみで20万。スキューバも1日2万くらいかかる。 それからホテルですね。僕らがとまったところは激安バッパー宿みたいなのはそれ程無くて、やっぱりそれなりに設備のしっかりした(といっても日本の感覚では全然「えーっ」てかんじでしょうが)ところに泊まってましたね。セキュリティのこともあるし、ぼくが汚いとこダメなんです。サナは平気そうでしたが。。。 二人なんで、ユースとか男女別のドミトリーはほとんど利用せず。二人だからドミ二人分合計すると安ホテルの部屋と値段的にそんなにかわらないというのもあるんだけど。 それから疲れた時や、新しい国に飛行機で深夜着みたいな時は、いいホテルに泊まったりもしました。★3とか4とか。でもふつうに泊まるんじゃ無くてインターネットで予約したりして安くあげたり。 そういう意味でぼくらは遣い過ぎということです。 でもお金になくなったことに関しては全然悔いはない使い方だったと思う。 [お金にまつわるエトセトラはこちらも>> About Money] ■いってる間のお金ってなにがかかりますか? どういうものがかかるというと、 ・日本で借りっ放しのアパート代 5万(10万の家を後輩にまた貸し、半額持ち)*12ヶ月/2人=一人あたり30万 ・会社やめてから、旅行行くまでの生活費 15*2=30万 ・帰国後、働き出すまでの生活費 15*x(まだ無職...) ・前年の住民税 ・予防注射代 義務以外の一切の予防注射せず。黄熱病しか受けなかった。ないと入国を拒否される国があることがあるからイヤイヤうけた。予想に反して痛くなかった。 ・旅行のためにかった道具類 かばんとか ・健康診断 カゼといって受診すると安い=保険が効く ・歯医者 歯医者は海外旅行保険が効かないので、ムシバになると日本に帰ってこなくてはいけなくなる。で、行く前に全部なおした。親知らずも抜いた。これまた予想に反して痛くなかった。 ・海外旅行保険代 JCBカード付帯保険3ヶ月分はタダ。以降の9ヶ月分、バラがけで3万くらいにおさえた。ふつうは1年で20万ちかくするので、これはかなり安い。ミソは死亡保険をかけなかったから。 トクしたのは 行く時は住民票ぬいて。住民税、年金、けんこう保険、かかりません。 市役所で「アメリカに留学するんでえ」とかいえばOK. 行き先の住所は適当に。 ぼくなんか「アメリカ NYしゅう」 なんてかきました。 だからぼくの戸籍、 ヨコハマ>アメリカ国 オーストラリア国>ヨコハマ となってて笑えます。 日本の仕組みや法律は日本のみで有効というのがよくわかる瞬間でした。 ■仕事を辞めて旅立つ・・・。失業保険とかってどうしましたか? もらいませんでした。 任意の退職の場合3ヶ月後からの支給です。 つまり、3ヶ月間、 何回か失業保険の事務所に出向かなくてはいけません。 しかも3ヶ月たったあとも、 毎月「私はまだ無職なんだ」という確認の意味で 出向かなくてはいけません。それではじめてお金がもらえます。 めんどくさい上に時間のロスなのであっさり捨てました。 それなりの金額ですが。 ■お金はどんな風に持っていきましたか? 二人で持って行ったお金の合計は以下の通り ・日本円の現金30万ずつ 小額紙幣の1000円多めに。1万円札を両替えすると、多すぎて使いきれないことがある! ・ドル現金 20万づつ ドル現金は大変便利。世界中で通用、現地通過へ両替えレートも日本円より。 現地通貨が無い時、袖の下、チップなども1ドルで渡せる。 これも小額紙幣1,10,20ドル紙幣多めに。 ・ドルTC30万ずつ 全然約に立たず。まだ余ってる。TCの安全代は捨てきれませんが、あくまで保険、補助として。 ・シティバンクの口座を開設。300万入金。 口座に100万円以上の入金がある場合 口座維持手数料、引き降ろし手数料が無料になる。 100万はそのために入れておいただけのおかね。 のこり200万は使うためのお金で、ひとり100万づつ出し合った。 シティバンクの口座はたいへん便利です。 どの国の現地通貨もカード一枚で引き出せます。 世界は日本と比べ物にならないくらいATMが進んでいます。ほとんど365日24時間OK. 手数料が高い場合もありますが、シティバンクなら100万円以上預金のあれば手数料負担してくれるしレートもそれ程悪く無い。 また、インターネットバンキングで 残高やいくらくらいのレートで引き出されたのか確認できます。 おなじシティバンクでもワールドキャッシュは手数料が高いのでおすすめしません。 ・みずほ銀行 インターナショナルカードに50万円 シティのカードをなくしたときようの予備でつくった。 使い方、便利さはシティとおなじだけど、レートが悪く、 一回の利用につき、毎回手数料210えん取られる。 ■発展途上国、治安や交通事情は? アジア、南米も治安がどんどんよくなっている様ですし、 しかも交通も発展しています。 僕らが行ったところはガイドブックの3割り増し良いくらいのイメージでした。 場所によっては危険なところもあるので、インターネットで注意して、現地の人の情報に耳を傾けましょう。 山賊が出るところ、恐い警察がいるところなどなど。 外務省のアナウンスは若干大袈裟と考えた方がいい。先進国、日本国との比較なので、どうしても危険度が増す。撤退勧告などほんとの危険度をのぞいては、良く考えて最終的には自分で判断。 あと、利用したのは「あいのり」ホームページ。「あいのり」で行ってる国はロケしてるくらいだから安全に旅行できます。 ■ホテルはどうするの? ホテルは全部現地でとります。そういうものです。 アジア、南米、ヨーロッパなどでホテルがなくて困ることは一般的な観光地の場合、ほぼありません。 アメリカは街がデカいので、ブラブラさがすわけにも行かないのでインターネットと電話で予約しました。 でも駅につくと、無料のホテル案内電話があるので、それでも予約できます。 問題は大陸間移動などの飛行機で夜に現地についた時。 たとえばロンドンのつぎが、こわいブラジル(イメージ)とかの場合は、3つ星のホテルを インターネットで予約したりして安くあげました。 ホテルズディスカウントドットコムとかを使いました。 [やくに立つリンクや本はこちらにまとめてあります>>Nice&Easy ] 3つ星4つ星のこのクラスのホテルってかなりの幅でディスカウントしてます。たとえばアムステルダムなんかだと、観光地のまんなかのユースや安宿が80Eとかなんだけど、駅のホテル案内でたのむと、郊外だと同じ値段で4つ星のチェーンのホテルに泊れます。提携しててうんと安いんですね。郊外っていってもトラムで10分くらいだし。日本でもツアーだと凄い安かったりするでしょ。あれといっしょ。
ホテルはメリハリをつけるのが一番得な感じでした。 中途半端な1つ★ホテルなら3つ★を。またはユースとかドミとか。 結局一番がっかりするのは中途半端な1つ★ホテルでした。 あと、感謝してるのはともだちの家にとめてもらったこと。 ニューヨーク、やシドニーみたいな物価の高いところにタダで泊めてもらえたっていうのは大きいよ。たとえばニューヨークなんて2週間もまい子の家にお世話になったんだけど、これふつうにホテルとまると最低でも80ドル=10000円。これ14日だと14万円だもんね。ほんとうに感謝です。それにそういう時は、「なくなるはずだった金だぜ」とかいいながら美味しいものたべにいったりして。人数多いと楽しいしね。 ■ 現地での食事ですが、朝・昼・夜どんなでしたか? 朝と昼が一緒のことが多かったので1日二食プラスお茶かな。 どの国も日本よりは食費はかかりません。ビールも安いです。 その地域独特のご飯が楽しめます。 食はぜひおいしいものを。 安くてもうまいものがいっぱいあります。 ヨーロッパはとくにうまいです。 アフリカやアジアからヨーロッパいくと、急にシブちんになりがちなんですが もう、それはヨーロッパと割り切って楽しんだ方が勝ちです。 日本やアメリカにくらべればぜんぜん価値のある食べ物ばかりですから。 [たべものにまつわるエトセトラはこちらも>> Foods] ■ 自炊できるようなところもありましたか? 自炊できるところはたくさんあって、ユースはほぼ大丈夫だし ゲストハウスでも、共同キッチンあるところも多いです。 ホテルもスタヂオとかコンドミニアムといって、 キッチンつきの部屋のあるとこもあります。
炊くことはできます。 ナベがあれば炊けますから日本で炊く練習をしていけば大丈夫。 それからお湯をわかせる電熱棒を持ってくと便利。 お湯がわかせるだけで簡易でたべれるものがぐっと増えます。 レトルト、カップめん、スープ、コーヒー、紅茶、日本茶。 日本食が恋しくなるので、ぼくらがもってってよかったのは かつおぶし(だしがとれる)ふりかけ、日本茶です。 日本茶は海外だとめちゃくちゃ高いので、日本ですこし上等なやつをもっていくといいです。 ティーパックはおいしくないけどまあ、それでも。 あと、粉末ポカリスエットもっていきました。 日本のようにジュースの種類が全然無いのでそういうのあると便利です。 ■ツアーメイトなんかすぐ見つかるものですか? ヨーロッパは時期にも寄りますが、僕らがいった時はあんまりいませんでしたね。 逆に学生時代いった卒業旅行シーズンや、夏のバカンス時期は多かったです。 夏(7、8月)は宿も取りにくくなります。 ヨーロッパは冬はほとんど日がでないので、みんな夏のバカンスに全ての意欲とお金を賭けてます。 ホテル代、倍以上になることもあります。 ■インターネット、どこでするの? 全てインターネットカフェです。手軽で安い。 メールするだけなら、そのほうがいいと思う。 コンピュータ持っていきましたがホテルで繋ぐのははじめから考えていませんでした。モデムとかチェッカーとか持っていくのはかざばるし、壊れる。 ホテルの電話は高いのでバカらしい。//旅行での装備の基本は、軽い・壊れない・捨てられる、コレです。 ぼくはサイトつくりながら行ったので、CD-Rが焼けるマックを持っていきました。 サイトは自分のマシンで作り、CDーRに焼いて、各地のインターネットカフェからアップしました。 FTPソフトはその場でダウンロード。FTPソフトをダウンロードするのに何分もかかるところは アップにもっと時間がかかるのでアップロードはやめました。//だからアジアは更新が少なかった。
■パソコンの有用性 おもいパソコンをもっていくかどうか? 悩むところですが CDーRがあれば、日本の音楽や、とった写真をCDに焼いて出会った友だちや外人にあげることできるし、 DVDもついてたので映画とかも2まいくらいもっていきました。現地で買ったDVDもみれる。 あと、パソコンには本をスキャンしたデータとか入れていきました。かさばらずに便利。 あと、預け荷物には絶対入れないこと。手荷物で。盗まれなくても乱暴な扱いで壊れる。 ぼくのパワーマックG4とミノルタのデジカメ、ディマージュは、気温50度から-40度で一度もこわれず、 さすがメイドインジャパンでした。マックはちがうか。 ■全体的の印象はあわただしい感じでしたか?それともゆっくり楽しめた感じですか? 長かったのは ハノイ20日、カトマンズとポカラで2weeks、タオ島10days、ニューヨーク12days、シドニー14daysですね。 ほかのところも最低でも2泊、平均3泊の連続でしたが けっこうゆっくり楽しめました。 ■一年、たりるの? 僕らの感想から言うと、5大陸で約80都市、1年はかなり急ぎ足でした。 まあ、ビーチが多くてかなりのんびり滞在したところも多かったからですが。 ■帰ってきてからの再就職、ちょっと不安です。 すぐに再就職できましたか? 再就職見つけるのは大変そうでしたか? けっこうむづかしいと言うのがほんとのところでしょう。 ぼくらの場合、美大卒なのでよかった! やっぱ手に職だぜ。 たとえば、彼女の場合は デザインができるという履歴書で 5つほど落ち、そのうち3つは履歴書だけで不採用でした。 最終的に就職活動はじめて二ヶ月ほどでいいところを見つけてました。 就職活動中のお金はわりとたいへんそうでした。 でも帰ってしばらくは、就職活動せず、プー気分を満喫していました。 帰ってきたら「べつに日本に住み続ける必要ねえよなああ」 なんて思いますから。 ぼくも今後金稼いだら、OZとかNZに行ってしまおうと本気で考えてます。 |