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■ガウディとミロとピカソ |
■サグラダファミリアとグエル公園 ガウディ見ずして何を見るか? バルセロナの代名詞といってもいいサグラダファミリアは着工から100年たって、いまだ完成していない巨大な教会です。グロテスクと思われがちなこの外観ですが、実際対峙するとぜんぜんそんなことはなく、やさしい感じがします。 前に来た時にはステンドグラスがはめられていなかったのですが、今回いくつかのバラ窓にガラスがはめられているのを見ることができました。それだけでもぜんぜん印象が違ってみえました。これが完成するまで僕は生きられるのだろうか? 中央の一番大きい塔は、まだなにもできていません。 そして、ガウディの傑作は数あれど、実際、建築丸ごとを体感できるのはここしかありません。グエル公園。 モザイクを使った独創的な表現あり、歴史的定番の引用あり、とにかく公園を一周するだけで、いかに「よくよく考えられているか」を思い知ります。素晴らしい公園です。歩いている道が実は下の回廊の天井だったり。 敷地の特性と技術をうまく組み合わせたうえで、独自のアイデアやユーモアみたいなものも感じさせてくれます。 |
■上のほうに見える柱の上が広場。 ■この回廊の上にも広場が。 |
■ゴシック地区と呼ばれる旧市街にある教会 |
バルセロナは、おおきく4つのエリアから成り立っています。旧市街、ウォーターフロント、新市街、それにモンジュイックの丘をはじめとする山々。バルセロナはこれら新旧の地域がみごとに調和した非常に美しい都市です。地下鉄やバスも便利で、空港も近く、港を持ち.... また、町を歩くとわかるのですが、伝統的な音楽や芸術だけでなく、最近のスポットがたくさんあります。ジャスバー、クラブ、ライブハウスなどで聞く音楽、前衛芸術を扱うギャラリーなどなど、たくさん。 さらに 6年前と圧倒的に違うのはおしゃれな店が増えたことです。マドリッド、リスボン、ローマはもちろん、ミラノにもまけないインディーズな店もたくさんあります。 バルセロナはこの旅行中でも数少ない「今」な感じがした町です。 とにかく、この町は物価は少し高いけど、便利でそしてエキサイティングです。 |
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■ケーブルカーでモンジュイックの丘へ。 ■ケーブルカーでアクセスする |
■ミロ美術館 モンジュイックの丘にあるミロ美術館は、これまた居心地のよいナイスな美術館です。 基本的には名前の通り「ミロの作品のための美術館」なのですが、美術館の半分は前衛的な現代美術の展覧会をやるスペースになっています。「次世代のミロのためのスペース」といったところでしょうか。 「なにがいい」というわけではなく、とにかくここは居心地がいい。レストランの食事もおいしかった。建物自体はちょっと古臭いかんじですが、庭や屋上の雰囲気、スロープや階段、部屋割りなどの構造がとてもおもしろい。 また来たくなる美術館の一つでした。 |
■屋外にも展示が。 ■屋外のレストランもよい。 |
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■6年前に行ったレストラン「エヒープテ」はその後とても流行って、目抜き通りのランブラスに移動していた。が、あんまりうまくない! 残念。 |
■スペイン食事情「タパス」 スペインの町じゅうにあるバーカフェには、いろいろな料理の大皿が、見えるところに置いてあって、頼むと小さなおさらに入れて出してくれる。野菜あり、卵料理、サンドイッチ、キノコ、肉、さかな、ハムやチーズなどなど。大皿居酒屋ですね。これをタパスといいます。これが安い! ひと皿200円くらいから高くても500円程度。これを何皿か頼んでビールやワインと一緒に食べて2人で2000円くらい。旅行者にはありがたいシステムです。その気になれば「朝昼晩タパス」なんてこともできます。いろんな料理があって飽きません。 スペインは食に恵まれているところです。肉も魚もあるし、野菜も味が濃い。ワインは安くて美味しいし、ビールやコーヒーもうまい。 料理の 調理法は一見単純ですが長い伝統の上にできあがった定番は、なかなかまねできないものが多いのです。 |
■にんにくたっぷりのポテトサラダ。キノコの傘にミンチ肉がたっぷりつまって焼いたもの、マリネ....などなどがならぶ 下の写真、左がトルティージャという卵焼き、右はゆで野菜とタコのサラダ。 |
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マドリッド | パリ |