マドリッド トレド
▲対岸から見たトレドの街
【DATA】
[広さ] ★★★
首都にしては小さく感じた
[物価] ★★★
40%東京
[人の
よさ]
★★
[治安] ★★★
[移動容易度] ★★★★
地下鉄、バスともに便利
[総合おもしろさ@せつ]
★★★★
[総合おもしろさ@さな]
★★★
2002 August 12,19,September30-October 02 5Days 2night

【この町のホテル】
HOTEL MEDIODIA
(ホテル★★) 58E(6960円)
朝食/なし トイレバスあり。でかい。 冷暖房/あり 接客/ふつう 立地/ソフィア美術館の横、アトーチャ駅の真ん前 清潔さ/とてもきれい

■滞在日数5日、でも二泊
マドリッドには今回の旅行で三回行った。
一回目はカイロから飛行機で早朝5時について、深夜12時リスボンにたつまでの半日。
この時は、ほとんどずっとソフィア美術館にいました。印象派以降の近代の作品を集めた美術館で、ピカソの大作ゲルニカで有名です。ここがすごく居心地がよかった。美術館というと「絵を見るところ」と考えますね、普通は。ところが欧米の多くの美術館には、カフェやレストラン、庭などがあって、絵を見るのに疲れたら、そういうところでひと休みできます。それに図書館やブックショップ、また気のきいたグッズショップなどもあったりして、そういうところでぶらぶらするのも楽しみのひとつです。ここソフィアもすばらしい絵画、彫刻はもちろんですが、ブックショップの本の数、安くて居心地のいいカフェ、それからなんといっても中庭が素敵です。まん中にアレキサンダーカルダーという人の彫刻がどーんと置いてあってそれを中心にベンチやいろんな作家の彫刻があります。ここは入場料を払わなくても入れるエリアなので、夕方になると近所のおばあちゃんとか、子供連れのお母さんがお菓子とか持って散歩に来ます。 そんなかんじで結局一日過ごしてしまいました。

二回目はリスボンからまた早朝に帰ってきて夜ビルバオにいくまでの半日。
このときは美術館は休みだったので市内の散策。繁華街をぶらぶらしたりそんなかんじ。

三回目、こんどはきちんと宿泊滞在しました。
駅前のソフィアの真ん前のホテルに泊まりトレド美術館に丸一日いました。ここはスペイン絵画の三大巨匠ベラスケス、エルグレコ、ゴヤの作品がたくさんあることで有名です。宗教絵画には全然興味がなかったぼくらですが、このヨーロッパ旅行の行程、エジプト、ギリシャ、イタリア、スペインは西洋の宗教、神話などと必然的に縁の深いものになりました。教会や名所もそれに類するものが多く、興味をもったところでは、本を買ったりしたので、このトレド美術館はほんとうに面白かったのです。
ベラスケス、エル・グレコ、そしてゴヤ、この巨匠達の経緯はくわしくはここでは書きませんが、美術史的に後の時代の作家達に与えた影響ははかり知れないということがほんとうによくわかりました。プラド美術館ははべらぼうに大きいわけではないので、まる一日で名作の大体はおおまかに見ることができます。



■この旅行でお気に入りのひとつ、ソフィア美術館。近代から現代の美術がおおい。もと病院を改造した建築も面白い。
 ■ベラスケスの像があるプラド美術館。ベラスケス、グレコ、ゴヤの素晴らしい作品がたくさんある。かなり感動した。


■プラド美術館でみつけたダビンチのモナリザの習作? まん中はエルグレコの「聖サンフランチェスコ」。
聖サンフランチェスコ(画面下の人物)の風貌は独特でどの絵を見てもこんな格好。アッシジの教会にお墓がある
■カフェコンレチェ=コーヒー牛乳 。conはwithみたいな意味。




■トレド 
マドリッドから電車で二時間、スペインの古都トレドにつきます。 ここは画家エルグレコが住んでたくさんの作品をここで描きあげたことでも有名です。
中世の面影を残すヨーロッパの典型的な城塞都市です。城壁があり、旧市街が入り組んで迷路のようです。スペインにイスラム教が入ってきた時代の建物が多く残っていることがこの街の特徴です。モザイクや瓦屋根など、どこかアジアと似ている部分も多くありほっとします。







■帰りの電車からの夕日がとてもきれいだった。

【はみだし】 ★なんで三回もマドリッドに?
飛行機のチケット利用の関係でそういうふうになったのです。 今回の旅行のチケットは世界一周旅行券といって、各エリア4回のフライトがついています。ヨーロッパでも4回飛べるわけですが、これが、どの区間ののフライトでもいいというわけではなく、このチケットに参加している航空会社のフライトにかぎられます。ヨーロッパでは英国航空とイベリア航空ですので必然的にマドリッドとロンドンを起点にせざるを得なくなるわけです。 今回はロンドンから英国航空でエジプトに行って、イベリア航空で戻って来たのが早朝のマドリッド。夜行電車でリスボンへ向かうまで半日を。今度はリスボンからマドリッドへ夜行電車で帰ってきて、ビルバオ行きの夜行に乗るまで半日、これが二回目。陸路でアテネまで行って戻って来たのが、またまたイベリア航空でマドリッド。これが三回目。この時はじめて宿泊しました。 そんなわけで三回もマドリッドにきたわけです。


アテネ バルセロナ



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro