EasterIsland
【DATA】
[広さ] ★★★
[物価] ★★
50%東京
[人の
よさ]
★★★★★
[治安] ★★★★★
[移動容易度] ★★★
[総合おもしろさ@せつ]
★★★★★★!
[総合おもしろさ@さな]
★★★★★
2002 November11-22 11nights

車をかりて島をまわる。車はスズキのジムニー。

滞在中にお祭りがあって、参加した。
■モアイを見たかった
はじめてモアイをしったのは小学校の時だったと思う。なんか変な形で面白いなあと漠然と思ったようにおもう。
この旅行を考えた時、イースター島がどこにあるかも知らなかったのだけど、とにかく「世界旅行というからには、ここだけには行こう」と思っていた。
 ほんとに来てしまった。
で、感想。
いやあ、すごい。すごすぎる!予想を裏切らず、最高の体験。
モアイは問答無用ですごい。世界にはこんなすごいのがあるんだなあ。
島の滞在ものんびりしていて楽しかった。延びにのびてなんと2週間もいてしまった。

■絶海の孤島
イースター島 はチリのサンチアゴとタヒチのまん中、周り約2000キロには全く島がない。大平洋に浮かぶまさに孤島だ。 タヒチから4時間、チリのサンチアゴから3時間半、ここを結ぶランチリ航空が週に4便あるだけで他に行き方はない。チリ領なのでスペイン語圏。スペイン語では「イスラ デ パスクア」というのだけれど、地元の人は自分の島のことを「ラパヌイ」と呼ぶ。
孤島なので長い間モアイをはじめとする独特の文化が発展した。南米ペルーなどのインカの文明と結び付けるには、似てなくもないが、かなり無理がある。それよりもむしろマオリなどの南太平洋の文化に似ていると思う。

イ−スタ−島の歴史は大きく3段階にわけられる。
モアイの時代、モアイを壊した時代、そして鳥人信仰の時代だ。
モアイの時代に関しては様々な説があるが、なぜこんなものを作ったのか実際よく分かっていない。比較的現代に近い「鳥人信仰の時代」のことはなんとなくわかっているが、スペイン人の侵略によってほとんどが殺されてしまったため、これまた詳しくは分からない。その時代のロンゴロンゴという文字ももう読める人がいない。

■モアイはすごかった!
その作り方も、作られたもの自体も、人間臭くてユーモラスで力強い。大きさもかなり大きい。行く前は、もう少し小さいと思っていた。渋谷のやつくらいだと思っていたから。全然でかい。驚いた。
モアイは島のあちこちに点在していて、全部見るにはかなり時間がかかる。 鋪装されていない道の先にもあるので、レンタカーでばーっと回って丸一日というところかな。
どの遺跡もそれぞれ特徴があって、モアイの形も時代によって少しづつ変わっていったことがよくわかる。
初期のころのものは小さくて写実的だ。人間の形をモデルにしているのがよくわかる。後期のは、すごく大きいのだけれど、ある程度画一的な顔になってくる。ラノラルクというモアイを切り出していた岩山にあるモアイはとくにその傾向が強い。どのモアイも顔が似ている。大量に生産するために、形にある一定の決まりがあったのかもしれない。
プカオという帽子みたいなのをかぶったモアイもある。これまた面白い形なのだけど、どういう理由でかぶっているのかは、まだよくわかっていないらしい。

モアイを巡ると、いつもなんかにこにこしてしまう。なんか笑ってしまう。
結局、各モアイ遺跡を2回づつくらい見に行った。
ほんと、大好きだなあ。
イースター島は、この旅行中に行った場所の中で、絶対にもう一度行きたい場所の一つです。

■モアイのいる場所[1] ラノ-ラルク モアイ工場

■山の斜面一杯にモアイ! 実は岩にも切り出し中のまま放置されたモアイが。
ここには 作成中モアイが300体以上放置されている。
そのうち最大のものは高さが21メートルにもおよび7階建てのビルと同じ。


■顔だけだして埋まってしまったモアイ。地面のなかにはちゃんと体まであるよ。

■さて、これはなんでしょう。岩肌? よくみてね、モアイがたくさんあるでしょ。切り出し中の膨大な数のモアイたち。


■右は正座するモアイ

■「目に不思議な力がある」とされていたモアイ、うつ伏せに倒されている

■モアイのいる場所[2] 一番大きいモアイが並ぶところ
1960年のチリ大地震で生じた津波で、モアイが壊れ、横たわったままの状態になっていた。
1992年日本の「タダノ」という会社の資材・資金援助で、モアイを立たせた。


■モアイいがいは何もない島。島には村がひとつだけ。

■いちばんでかいモアイはこの大きさ。サナイチのサイズとくらべてみてね。



■最大のモアイが並ぶ風景。圧巻。
■右はその近くに一体ぽつんと立つモアイ。これ、じつは日本万国博のときに日本に来たモアイなのです。





■モアイのいる場所[3] アナケナ海岸
イ−スタ−島の端にある小さなビーチです。水はとてもきれいで、波がない時は本当に穏やかで美しいビーチです。
お店はないので、水やビール、食べ物は自分で持っていかなくてはなりません。
このビーチのほとりにプカオ(ぼうし)をかぶったモアイが並んでいます。モアイごしに泳ぐというのはなんともいい気分。
このビーチはお気に入りで4回いったよ。

■背中には入れ墨がある。砂に埋まっていたので良く保存されている。





■モアイのいる場所[4] 夕日に映えるモアイ 宿から5分!


■僕らがはじめて見たモアイがこれ。かなり感動した。2、3回と行くうちにいろんな発見があった。
台座も当時の遺跡。


■目のあるモアイ。目はこくようせきとサンゴでできている。

■夕日に映えるモアイがさいこう。近所にすんでいるお兄ちゃんが夕暮れにギターをひいてうたっていた。
そういうのがしっくりくるんだよねえ。


【この町のホテル】
Chez Cecilia 25US$(3000円 )
朝食/あり トイレバス部屋の中  冷暖房/なし 接客/よい 立地/町はずれ、モアイまで五分。清潔さ/きれい
空港で交渉したホステル。空港にはホステルの客引きが並ぶブースがあって、いきなり行っても宿に困ることはない。
ここは街からは歩くけれど、居心地が良く、とてもよかった。


■宿の敷地はちょっと高台で海が見える 
■そうじのおばちゃんバレスカ。ひとなつこくて最後に首飾りをつくってくれた。■みんなにクリスマスカードを書く。
■キティ。ねこ。すごい大食い。■エスクードはチリのビール


■世界でいちばんうまかったバナナ。幹ごと倒す。オーナーのシシリアはいろいろとよくしてくれた。






■ラパヌイの音楽
お店でもないのに開けっ放しになってる家があってのぞいたら、絵が並ぶアトリエだった。そこにいた兄ちゃんたちと話をした。
彼らは若い何人かでそこに住んでるみたいで、なんか楽しそうだった。聞いたら画家のとミュージシャンらしい。画家の彼は、絵も描くけどオ−ダ−されたら看板やポスターもつくるという、なんというか、村のデザイナーだ。
他の2人はミュ−ジシャンで、CDを聞かせてくれた。これがイ−スタ−島の伝統的な音楽をアレンジしたやつで、けっこうかっこよかった。何曲か聞きいて、欲しくなったのでCDの名前をきいてCD屋に買いに行った。そしたらなんと売り切れ、人気あるんだなあとおもいながら、結局、CD屋のおやじのもってるやつを譲ってもらった。この曲、なんか、ソウルフルでいいんです。 お祭りの時に踊りに使ってた曲もあって、なんというか、血の感じがするというか、いいんです。
聞きたい方はメールください。 >> hayapochi@hotmail.com





■鳥人伝説の地、オロンゴ。 鳥人の候補者である各部族の代表は300メートルもの断崖を降り、島へ渡り
渡り鳥の卵を最初に得た部族の長が 次の一年間、政治的・宗教的な実験を握ることができた。


■オロンゴに残る遺跡。■もう読めるひとのいない文字、ロンゴロンゴが書かれた木


■お祭り
たまたま村のお祭りあったので、さないちが踊りに参加した。僕はカメラ係り。お祭りの前の週、夕方に練習があって、2回ぐらい参加した。そいで本番。
本番の日は、あいにく雨がふって、場所も予定されてた小学校の校庭から小学校の体育館に変更になった。ほんとうに残念。せっかく大道具も作ったのにね。
踊りや衣装はすごかった。完全に「はいってる」というか踊る時にハイになってる。表情も動作も豊かですごい。ほんとにすごい。
今回のお祭りは秋祭りで、一年で一番大きなフェスタは一月に一週間続けてあるらしい。これがフェスタのときはどうなるのかと思うくらい。
さないちが踊ったのはラスト、おおトリの踊り。女性が50人くらい横隊縦隊になって踊る。これがまた迫力がある。宿のおばちゃんは先頭の列のまん中で踊っていたのできっと村の実力者なんだろうなあ。










■イースター島の風景。青い空にきれいなお墓もあるよ。うしもいるし「レンタル馬」なんていうのもある。
下の遺跡はモアイの目!


■モアイのいる場所[5] 唯一、海を向いて立つモアイ



■モアイはすべて海を背にしてたっている。ここのモアイは唯一、海をむいて立っているのだけど、ここから海はかなりとおい。



モアイ人形も購入 ■最後の夕方、にじが出ていた。シシリアと空港でお別れ。ありがとう!


【はみだし】イ−スタ−島にはじつはうまいものがないのだ。ほとんどが移入に頼ってるから食材もなんでもあるわけじゃない。レストランはたかくてあまりうまくないので、まいにち宿でいろんなものをつくってみました。パスタ、カレー、おやこどん、にくじゃが... すんでるみたいに。結果それがヨカッタと思う。世界一まずい寿司を喰ったのもこの島。なんと35ドル! そんな食事情だけどやっぱりこの島はサイコウ。またくるぞ!


サンチアゴ ラセレナ



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro