Santiago
【DATA】
[広さ] ★★★
[物価] ★★
40%東京
[人の
よさ]
★★★
[治安] ★★★★
[移動容易度] ★★
[総合おもしろさ@せつ]
★★★
[総合おもしろさ@さな]
★★★
2002 November5-10 5nights


サンチアゴの国際空港。きれい。
飛行機からみたチリアンデスのアコンカグア。
■ともさん
チリの首都サンチアゴ。ともだちのたんどうが「おばさんがいるので連絡してみろよ」というので、まんまと連絡してしまった!
 ほとんど見ず知らずなのに暖かく迎えていただきました。ともさん、ありがとうございます。たんどうくんもありがとう。


さて、ともさんは、たんどうのお母さんの妹。チリにはもう何十年も住んでいます。だんなさんはチリの人です。息子のコウイチくんと娘のサトミちゃんの4人家族です。当たり前ですが、一家はスペイン語で話します。現在は、サンチアゴの日本大使館で働いています。
ともさんが南米に来た切っ掛けが実におもしろい。
彼女があるとき、朝起きたら、歯磨きのついた歯ブラシが置いてあった。「末っ子で甘やかされて育った」と意識していながらも「これはいかん!」と悟ったらしい。 で、思い立ったが吉日、外国に行くことに。その外国がペルー。
いまからずいぶん前の話、元祖バックパッカーですね。ジャングルで豹に襲われそうになったり、いろんな面白い体験をサラッと話す、そんな女性です。
その後南米のスペイン語圏を転々としながら辿り着いた先がチリ。そこで今のだんなさんと出会ったそうです。
【この町のホテル】
Hostel B&B CHILE 17760ペソ(3196円 )
朝食/なし トイレバス共同 冷暖房/なし 接客/よい 立地/町なか。清潔さ/ふつう
空港でタクシーの運ちゃんにつれてってもらったホステル。いわゆる典型的な安宿です。インターネットフリーだったり、ビリヤードの台があったりと、わりといいかんじ。
ここに2拍した後、ともさんのいえに泊めてもらった。


■右からコウイチくん、その彼女あきこさん(留学中)、そしてともさん。■サンチアゴから見たアコンカグア


■家でごはんをたべた。右はだんなさんのアレクシスさん。障子がある!
■家は和風。つぼに池に日本式庭園。なんとほしがき!

ともさんが結婚した当時のチリは、今から数世代前の不安定な政権。そのあとチリは民主的に社会主義化したり軍事政権になったり政局はずっと安定しなかった。ともさんはその時代をずっとチリで生活してきたわけです。
今は大使館の領事部で働いています。領事部は旅行者が一番お世話になるセクション、パスポートの紛失から様々な邦人のお世話をするセクションです。ここでのいろんな話もとても面白かった。
不慮の事故でチリで亡くなった人の日本への移送の話や、パック旅行でチリに来たのはいいが、パスポートをなくしたために旅行会社に見放されてほおってかれた年輩の人の話、などなど。冗談にならないような話もたくさん。最近もボリビア国境で男性が一人行方不明とか。僕らが行くところやん。
そんなともさんと、夜遅くまで、いや、朝早くまで話をしたのは、とてもいい思い出です。

ところでだんなさんアレクシスの職業は、庭師、造園やさんです。そして趣味は盆栽。これ、ともさんが日本人だからというのではなく、本人の信条だそうで、庭も和風。池とかもあるのです。すごい。なんでも、チリのみならず、南米盆栽会?でも有名なお人だとか。
大学で生物学を専攻していた彼にとって、「草花ではなく、自然の木が、小さな鉢の上で何十年もミニチュアで生きている」ということが、生物のメカニズム的に絶対あり得ない不思議だったそうです。ところが現実に目の前で生きている。それが彼が盆栽に興味を持ったきっかけだとか。 いやあ、だんなさんもなかなかに面白い。
■[写真] 別れ際におむすびお弁当をいただきました。きんぴらつき!



■サンチアゴ市内。公園とカテドラル■地下鉄はけっこう混む。

山の上の公園へロープウェイで。サンチアゴが一望できる。

■山下りはケーブルカー ■市内をすこしはなれるとこんなかんじの田園風景。

■郊外の街はどことなく牧歌的。広告が手がきだったりする。■サンチアゴの美術館


■コンチャイトロのワイナリー
コンチャイトロは世界有数のワインのビックプロダクトです。そこのワイナリーがサンチアゴ郊外にあるというので行ってみました。
電話して予約して、市内からメトロとバスを乗り継いで1時間半。 郊外の街を抜けて川を渡った辺りから急に景色がかわってぶどう畑に。びっくりするほどの急な変化でした。 敷地内にはぶどうだな、醸造所や貯蔵蔵、きれいな庭があります。
試飲したワインもおいしかった。日本では売っていない種類のようです。 「コンチャ」はスペイン語で「貝」、イは「&」、「トロ」というのは牛です。「貝と牛」という不思議な名前のワインの会社です。




■電車でビーニャデルマルからバルパライソへ。ふるーい電車。


■エレベータ。手前黄色トビラが下の駅。上の三角屋根が上の駅
■バルパライソ
ビーニャデルマルという有名なビーチリゾートのとなり、バルパライソはサンチアゴからバスで3時間程の古い港町です。 ここは「ひなびた」というのがぴったりな古い町並みです。何年か前に首都機能の一部をここに移転したために、チリの国会議事堂もここにあります。ひなびた風景と似つかわしくない近代的な建物です。
坂というよりは崖のようなところにたくさんの家が建っていて、上下の移動につかうエレベータが街内にいくつかありナイス風情ですが、大丈夫か?というくらいぼろーい。恐いよ。とくにこれといった観光地はないのですが、のんびりした面白いところです。

■国会議事堂

■駅もいろんなかたちがある(左二つ)■エレベータの中。せまい4人のり。

■のぼるときはますます恐い。■下の道路に面した建物が大型化して、崖の斜面にたった家々より高いところもある。


■丘の上はいいかんじの古さ。下はそれなりに都会。海がきれいに見える。 

【はみだし】サンチアゴは地下鉄もあるようなおおきな街です。郊外の街もきれいに整備されているところもたくさん。意外と都会でびっくりしました。


リオデジャネイロ イ−スター島



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro