ASWAN ABU SIMBEL

■ルクソール
ルクソールは王家の谷やたくさんの神殿で有名なエジプト中部の観光地です。
クルーズでここに着いて、一泊しました。
王家の谷の写真を間違って消してしまった! あーあ。

■フルーカのおやじ
アスワンでフルーカというヨットに乗って見た夕日が忘れられず、またここルクソ−ルでも乗ってみました。ここの夕日もすごかった。上の写真はそのすごい夕日です。後ろは王家の谷。
さて今回はフルーカのおやじの話。 彼はフルーカで生計をたてています。結婚して子供もうまれ、そして今日はこのフルーカ「キャプテンクック・エンデバー号」の初船出です。ぼくらがはじめてのお客さんだとか。なかなかの船でした。彼が「明日はこの船出のパーティをやるからここにもう一度来い」というのです。純粋に幸せそうにみえたので、「おめでとう」と言って、「あした約束はできないけど、とりあえず挨拶には来る」と約束して別れました。
次の日、同じ場所にいってみると、パーティーはやっていないし、彼が暗い顔をしてるので「どうしたの?」と聞いたらなんと奥さんと子供が2人とも熱でダウンしたらそうで、きのうは病院につれていったりで大変だったそうです。エジプトは保険なんかないので大変なんだろうなあと思いました。うちひしがれていた彼が、前の日とは余りにも違うのが印象的でした。

【DATA】
[広さ] ★★
[物価] ★★
30%東京
[人の
よさ]
★★★
[治安] ★★★
[移動容易度] ★★★
[総合おもしろさ@せつ]
★★★
[総合おもしろさ@さな]
★★
2002 August 04-05 2days

【この町のホテル】
WINSOR HOTEL(★★★)
朝食/つき トイレバス/in room 冷暖房/あり 接客/無愛想 立地/よくない 清潔さ/古い プールつき


■ルクソ−ルの神殿。でかい。柱が太い。

■係りの人のほかに、警察の人がマシンガン装備で警備してます。97年のテロ以降そうなったそうです。

■写真をとらせてバクシーシを要求するおやじ(でも係の人です)。

■この三枚に写ってる棒みたいな塔をオベリスクといいますが右の片方がありません。
なんとパリのコンコルド広場にあるからです。あげちゃったそうです。というか捕られた?
■中村にもらった双眼鏡「ナカムラ」で遺跡を見るサナいち。

■イスラムと常識と
ルクソールのガイドをしてくれた彼は、晩ご飯を一緒に食べようと言ってきました。彼は「自分や家族がイスラム教の信者であるばかりにいろんなことに制限を加えられる」ということが非常に嫌で、一時期はイスラム教で禁止されている一切をやってみたそうです。酒にたばこに麻薬、暴飲暴食不眠不休、かなり荒れていたそうです。イスラム圏に生まれた人の現実とジレンマを何となく感じられた瞬間でした。
彼はいまは落ち着いて生活していて、とてもそんなふうには見えません。晩ご飯を一緒に食べた時に、彼に一般的なエジプト人の常識や、バクシーシ、チップの現実を聞きました。 「チップはあげたい時にあげたい額だけあげる、バクシーシもあげたくない時はあげない。いらないものはいらないとはっきり断る。高いと思ったら買わない。」こういうふうに書くと当たり前のことなんですが、なかなかできない。いらないものを高い値段で買わされては怒り、チップを要求されて相場を探ったり、バクシーシをあげてもあげなくても嫌な気持ちになる。ぼくら日本人は、常識やケチと思われたくない見栄に縛られて、お金のため方は知っていても使い方を知らないなあと実感しました。ほんと目からウロコの話でした。

シーシャとよばれる水パイプたばこにチャレンジするサナいち。ごはんの後、頼めば持ってきてくれる。一回100円弱。りんごの味がした。

【はみだし ★エジプトの8月は半端じゃなく暑い! 50度?あたりまえ。歩くだけでふらふら。★エジプトにある遺跡は、けっこう壊れたり壊されたりしてる。しかも対のものの片方がなかったり、一番よいものがなかったり...実はほとんど大英博物館とかに持ってかれたんです。


ナイル川クルーズ ダハブ



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro