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イタリアの南、かかとのほうの地方をプーリア州といいます。 バーリを出る落書きだらけの列車。さすがロ−カル私鉄、中身は古くぼろい。 小さいアルベロベッロ駅。 実にいい味をだしてます。新型の車両もあった。 この街はほんとうに小さい集落です。教会や美術館などの名所がとくにあるわけでもないので、日帰りツアーで立ち寄る人がほとんどです。でもここのよさは、このトゥルッリにしばらく滞在することだと思います。それによって大分印象が違うと思うな。 アルベロベッロは、また行きたい街のひとつです。 |
両隣り4軒ほどがつながっている。長家というよりはテラスハウスのような集合住宅。 上写真右側が僕らの部屋。 |
■世界遺産にとまるぞ ぼくらはこの集落のまん中にあるトゥルッリを改造したホテルに宿泊しました。世界遺産とは言え、小さくて不便なトゥルッリ、多くの人が引っ越してしまったそうで、のこったトゥルッリの多くは廃屋かお土産物やレストランになっています。 そこでホテルのオーナーは自治体と一緒にトゥルッリを改造してホテルをはじめたそうです。だから客室も町中に点在しています。 ぼくらの両隣はお土産やさんでした。 さて、 ここの住み心地は最高です。天井が高く、柱や壁の素朴な感じは、雪で作ったかまくらの中にいるみたいです。またシャワー、トイレ、キッチンも現代のものに整備されているし、なんと小さな中庭があります。夜は静かで一瞬住んでいるような感じがします。こんな家に住みたいなあ。
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中のキッチン、ベッド、シャワーなどは現代のものに改造されています。冬は暖炉も。 |
■うまい!やすい!プーリア プ−リア地方は、食べ物が美味しいことでも有名で、なかでも特産の白ワインは絶品です。 しかもめちゃくちゃ安い。2ユーロや3ユーロです。20ユーロくらいの高いのも飲んでみましたが、プ−リアのワインは新鮮でフレッシュな安いもののほうが美味しく感じました。おそらくこの「新鮮さ」はここでしか買えないと思います。世界一のコストパフォーマンスかも。 オリーブも名産でおいしいです。 日本人的視点としては、野菜や卵の味が濃く、しかも安い! キッチンで自炊してたべた親子丼やサラダはかなりおいしかった。 ■左写真、プーリアのワイン1.6E、ルッコラ、トマト、レタスのサラダ、親子丼(鳥丸ごと一匹2Eからさばく!) プーリア焼きなす、プーリアの三ツ葉入り澄まし汁 町のレストランもイタリア旅行中1、2のお値ごろ感。ねだんとうまさのバランスが抜群でした。 この写真のレストランはオープンキッチンで、作っているところが見えます。前菜からメインまで、丁寧で素朴な味付けで「ここで食べる価値」があります。お店の中も清潔な感じで、接客もていねいで気負ったところもなく本当に居心地がよかった。三回も行ってしまった。 |
■トラットリア ラ・カンティーナ ハウスワイン 1ガロン3E(うまい!) 4人でいったとき、前菜盛り合わせ、パスタ2つ、メイン2つ、ドルチェ、カフェで35Eぐらい。 めちゃくちゃ丁寧な下ごしらえです。 |
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【はみだし】
★アルベロベッロで終わってしまったイタリア旅行。イタリアはほんとうに旅のしやすい国です。電車やバスもわりと正確、安い。治安も悪くないし、人も親切で優しい人がおおい。だまされたり、物乞いや物売りにへきえきすることもありません。観光地もたくさんあるし、食べ物もおいしい。また、自然や文化、物価などいろんなことの地域差がかなりある国です。だから縦断すると各都市いろいろ特徴があって、長く旅していても飽きません。また行きたい国です。 おすすめコース ミラノin>ベニス>アッシジ>アルベロベッロ>ローマout |
ペルージャ | ザギントス島 |