POKHARA
【DATA】
[広さ] ★★★★
けっこうひろい。
[物価] ★★★★★
105%東京
[人の
よさ]
★★
いい人がおおいですが、お金が絡むとややこしい。
[治安] ★★★
ふつう。
[移動容易度]
地下鉄はあまりきちんと整備されていない。バスは複雑
[総合おもしろさ@せつ]
[総合おもしろさ@さな]
★★
2002 July 28-31 4days

【この町のホテル】
CIAO HOTEL(★★)
15US$(1995円)
朝食/つき(まずい) トイレバス/in room 冷暖房/ありでも壊れた。 接客/バクシ−シ要求男がいる 立地/駅から近いが周りにレルトランなどがない。清潔さ/ホテル自体が汚い

■エジプトとバクシーシ 
エジプトについた。また、アジアに戻ってきたような錯覚。暑い。いや、熱い。
深夜の23時30分についた。 空港でホテルを予約して、タクシーで町へ。 夜なのでどうなっているのかわからない。でも道もしっかりしていて、夜中、公共の職員が掃除してたりして「わりと文化的な国なのかな」と思った。エジプトについてほとんどなんの知識も無いまま来てしまった。時差も、文化も。いろんな国を連続して旅してると、たまににそういうときがある。前知識があまり無いというのは先入観なくニュートラルに見れて、おもしろいのだけど、ちょっとこわい。
で、ホテルについてガイドブックをよく読んでみた。バクシーシ。そうです。エジプトの悪しき慣習、強引なチップです。もとは宗教的な慣習で、富んだ人が恵まれない人にものやお金をあげることで徳を積むことだったそうですが、今は単に「たかり」みたいなこともおおいそうで。 カイロの駅の近所のぼろい2つ星ホテルでは、荷物を運んでくれたボーイが金を渡すまでかえらない。5ポンド札しかないので「ない」というと「釣りを渡すからくれ」という。そんなのチップか? また「お金をあげるあげない」の事で頭を悩ますのかと「エジプト嫌い度数」10%アップ。
次の日、朝食を食べにレストラン。まずい。じつに不味い。ぜんぶ美味しくない。ぼくらがとまった近所に、レストランらしいレストランがない。食堂も無い。その日はろくになんにもたべてない。うまかった機内食がなつかしい。「あーあ」と思う。「なにもかも大丈夫」なイギリスと違って、体力がいるなあ。 

疲れと暑さでしばらく二日間程ほとんど何もしないでぼーっとしてました。 「勿体無い」と思うでしょ? でもカイロはほんとうに暮らしにくいところです。汚い町、砂っぽくホコリっぽく、排気ガスも半端じゃない。しかも暑い。日中は余裕で40度を超えます。イスラムの国なので酒もあまりなく、ごはんもあまり美味しくない。 なんでも安心できるイギリスから来たぶん、余計にそういうことを感じました。
でも、まあしかし、カイロと言えばピラミッド、ということで、ようやく二日後に観光に出かけました。
まずはエジプシャンミュージアム。ここにはあの有名なツタンカーメンの黄金のマスクがあります。ツタンカーメンの宝物だけで美術館の二階半分です。この美術館、黄金マスクが置かれている部屋以外は冷房がないのでこれまた暑い! でも、美術館の雰囲気はけっこう荘厳で気に入りました。二時間ぐらいでぱーっと見ましたが、けっこう面白かった。大きな像より、むしろアクセサリーなど小さなものに目を見張る美しさがありました。



■ツタンカーメンの黄金のマスク ■棺桶 ■副葬品。金の手袋やぞうり

■王様を守るお神輿にあしらわれたどうぶつシリーズ

■エジプトの丼もの、「コシャリ」
コシャリというのはお皿に米、マカロニ、スパゲティ、トマトソース、玉ねぎフライ、ひよこマメなどをかけたエジプトの丼ものです。 けっこう美味しくて、安いので、ちょっと小腹が減った時にグーです。 コシャリ屋はエジプト中にあるそうです。それしか売ってないので吉野家みたいです。

■国際学生証
エジプトの観光地はほとんどどこでも学生は半額なのです。半額ですよ! そういうわけで、カイロについてホテルのおばちゃんにすすめられるがままに、国際学生証を作ってしまった。
バンコクで売ってる偽物の学生証ではなくて、正規の物です。夕方、ホテルの兄ちゃんと一緒に、学生証発行の事務所に行ったのですが、兄ちゃん手際よく、やれ「サインしろ」などなど数分、「学生だ」と記入する自己申告だけで作れてしまった。
いいのかなあとおもいつつ、ツアーで参加した場所は全て学生扱いで半額で入った。よくみると、他の欧米人もみんなそんなふうにしていました。どうもそういうことになっているらしい。

■ピラミッド裏ツアー
次の日、ピラミッドへ行こうと「地球の歩き方」にかいてあるバス停に行ったら、そこにはなにもなく(※1)右往左往していました。そうしたら、「仕事帰りだ」と言うおやじ(写真右)が親切にも連れてってくれると言うじゃありませんか。まあ、この手の話はだいたいだまされるので、信じないに限るのですが、なんとなく今回は「ヒルトンホテルで働いてるんだ」というこのおやじについて行ってみました。
エジプト人しかのらないようなぼろーいエアコンなしのバスに飛び乗って(ほんとに飛び乗る。バスはとまらない。ゆっくり走るだけ)ギザのピラミッドへ。でもなんか変だなあとおもったら、ピラミッドの裏口。そうです。有名な裏ツアー。ガイドブックにもでています。 ピラミッドは入場料やカメラ持ち込み料など、いろいろお金がかかるうえに、ものすごい客引きのお店が一杯。で、そこに目をつけた自称「政府の公認」ガイドが、らくだにのせてピラミッドの裏口からピラミッドの近所までつれて行ってくれます。
しかし、結果を言うと、不満足。ラクダや馬はけっこう面白いのですが、なんせ暑い。自分のペースで回れないし、なによりもパチツアーですから裏からちょっと入るだけって感じで、当然メインのピラミッドの近くには寄れない。(写真のように)全部こみこみ20ドルでしたが、そんなにめちゃくちゃ安いと思えないんだよね。
おやじはけっこういい奴で、バクシーシも要求しないジェントルマンでした。親切でここにつれてきてくれたと信じたいのですが、ちょっとうさん臭い感じもあって
。自分の家に来いとか言うのですが、なんとなくいきませんでした。悪意なく言ってたようですが。 エジプトではなにかと商売にむすびつけたがるので、人のどのへんを信用するかがけっこうむづかしい。




(※1)地球の歩き方エジプト編は、他の編とくらべてよくないです。偏見がおおく、実際と違うことが余りにも多かった。また記述に一貫性がない。けっこう惑わされた。


■ラクダでピラミッドを ■近くによれるのは有名じゃないピラミッドたち

■カイロのまち並みはけっこう大都会。

■ピラミッドの音と光のショー(つまらない) ■コーラ ■ベンツの看板。うそくさい

【はみだし ★エジプトの各名所ではかならず「音と光のショー」があります。ぜんぜんおもしろくないんだよねええ。


イーストボーン アスワンとアブシンベル



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro