リスボン
【DATA】
[広さ] ★★★★
けっこうひろい。
[物価] ★★★
70%東京
[人の
よさ]
★★★
[治安] ★★★★
ふつう。
[移動容易度] ★★★★
地下鉄、トラム、徒歩でどこでも。タクシーも安い。
[総合おもしろさ@せつ]
★★★★★
[総合おもしろさ@さな]
★★★★★
2002 August 12-19 7nights

■ファドと炭焼きのイワシ 
リスボンは6年前に一度来たことがあります。その時からほとんど何もかわっていません。街も前とおなじように古びていて、坂が多くて。違うのはインターネットカフェができたくらいかな。ポルトガルは魚が美味しい。炭火焼きの魚、とくにイワシは最高にうまい。鯛よりうまい。これをワインとたべるのがおいしい。
前回はスケジュールのきっちりきまっていた旅行だったので、今回はのんびりと前回行ったところを中心に回りました。
旧市街や、新市街、美術館、ちょっとした名所、教会などなど。バスやトラム、歩きでゆっくり回ってこそ、おもしろさが感じられてきて「こここそ行くべき」というのがないのがリスボンなのです。文章でなかなかこの面白さが表せないね。ミラノのように洗練されたショップがあるわけでもなく、パリのルーブルやオルセーのような美術館もない。ローマのように遺跡もない。大きな教会もない。 それでもこの街は楽しく美しく居心地がよいのです。今日も夜はファド(以下の文章参照)が聞こえてきそうです。リスボンはそんな街です。

【この町のホテル】
Restauradores(ペンシオーネ) 35E(4200円)
散々さがしてやっと見つけたナイスなホテル。隣は一流のホテル、ここの値段は半額以下という立地。英語はほとんど通じない。おばあちゃんおじいいちゃんが経営。 ●朝食/なし トイレありバス共同 冷暖房/なし 接客/いいかんじ 立地/広場に面したところで窓からの眺めがすばらしい。清潔さ/きれい



■坂のおおい町なのでケーブルカー ■きれいな空 ■丘の上に上がるために作られた年代物のエレベータ。
■町並みはほんとに古い。 ■ホテルから広場が見える。ナイスな眺め。
■歴史のあるカフェ ■ヨーロッパの各地ではこんな落書きがいたるところに。うまい。■夕暮れもきれい



■ホテルトレイン
マドリッドからリスボンまでのホテルトレインはまさにホテル。特等の部屋はシャワーや洗面もあります。部屋は「よくぞこんなふうにうまく詰め込めたなあ」というくらいよくできています。デザイン的に感動しました。
そしてディナーがついています。ワイン、前菜、メイン、デザートとついています。ちゃんと、キッチンで焼いてくれるので、ソテーやステーキもなかなか美味しいのです。ワインもポルトガルとスペインの赤白何種類かあります。



■モニュメント ■教会。世界遺産の地区にあります。■キリストがリアルすぎる。血までついてる。

■これまた世界遺産の修道院。教会の横にある。中庭の回廊が素晴らしい。

■パステルデナッタとメイヤードレイテ。エッグタルトとミルクコーヒのこと。じつにうまい。■要塞。世界遺産。

■世界遺産の地区にある美術館。これもよくかんがえられたデザイン。展示もおもしろかった。■よるもきれい。エレベータから
■ロカ岬へ
電車とバスを乗り継いでユーラシア大陸最西端のロカ岬へいきます。西の果てです。「ここに地、果て、海、始まる」、かつて某かという詩人が詠んだそうですが、そんなかんじがあまりしない、のんびりしたただの岬です。記念碑と灯台と土産物や兼レストランがある程度です。

■ファドというのを知っていますか? 
クラシックギタ−とベースをバックに歌い上げるポルトガルの演歌?です。夜、リスボンの旧市街のあちこちのレストランでは二時間くらいのファドのライブがあります。入場料いくらかを払って、席でご飯を食べたりお酒を飲みながら聞きます。バックバンドは固定で、シンガーだけかわってゆきます。最初は若い人や、あまり上手じゃない人が続くのですが、中ごろからは年輩の女性や、デブのおじちゃんが歌います。やはりトリが一番聞かせるのですが、おもしろかったのは僕らを席に案内してくれたボーイとばかり思っていたおじいちゃんが、トリのファディストだったのです! 最後はそのまえに歌った若いおにいちゃんとのハモり、掛け合いになり、なかなか楽しめました。


【はみだし ★ヨーロッパは通貨はユーロで一緒なんだけど、国によっておなじものの値段が違うことがよくある。たとえばマクドナルド。ビックマックセットの値段は以下の通り フランス5.5E イタリア、スペイン、オランダ4.5E ギリシャ4E そして最下位は愛すべきポルトガル3.5E!  


ダハブ ビルバオ



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro