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■天空の城へ マチュピチュまでは山をジグザグにバスでのぼる。けっこう時間がかかる。下からはほんとうになにも見えない。天空の城といわれるゆえんだ。 スペイン人にクスコをのっとられたインカ人たちはクスコから遠く離れた山に、隠された町を作ったと言い伝えられている。でもマチュピチュが伝説のその町かどうかは分かっていない。 マチュピチュは20世紀になって発見されるまで無人だった。いつインカ人がいなくなったのかも分からない。 |
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マチュピチュの最初の印象。 あ、こんなもんか。入り口をくぐってパッと見たときは、まずそう思った。でもそれが大きな間違いだったことにだんだん気付いていく。 ■入り口 ■ここを進むとマチュピチュの全貌が。 入り口を入ってすぐ、中央の広場を眼下に見渡していた時には分からなかったのだけど、実際歩いてみると広い。本当に広い。真ん中にある広場は立ち入り禁止だったけど、テニスコートより大分広くてサッカーのグランドよりせまい感じ。周りの住居エリアや祭事関係のエリア、見晴し台?などなど、全部回るには1日ではとても足りない。さらに、上へ下へとのびる広大な段々畑。 ■あらわれたマチュピチュの中心。 ■水路の跡 |
■朝靄の中、クスコを出る。
■クスコからマチュピチュへむかう鉄道の旅 電車はクスコの駅を出ると、何度かスイッチバックしながらジグザグに山を登っていく。 途中でとまると今度は反対向きに進んでいくのです。朝も夕方も、電車の窓から見るクスコの景色はとてもすばらしい。朝はすり鉢上の盆地に霧というか雲が立ちこめ、朝もやの中の大聖堂や建物がいい感じ。夕方戻ってくるときは、オレンジ色の光がすり鉢を一面にうめている。 |
電車はウルバンバ川に沿って進むので、車窓の景色は大変にすばらしい。駅を出てしばらくは、田園?風景や、近所の子供が牛やリャマと遊ぶ姿が見られる。 途中、窓の外を見上げないと見えないような高い山の峰が見える。自然の景色だけで、電線や人工的なものがほとんどないエリアだ。
電車は古いヨーロッパ製(たぶんイギリス)の車両で、風情がある。観光用のものなので、シートの生地はアンデス布。とてもきれいだ。トイレもあるし車内販売もある。コーヒーとかもうってる。乗ってる人はほとんど外国員観光客。現地の人が利用する電車もあるが、これに乗るのは大変らしい。 |
標高は2800mとまあまあ高いので、歩くとそれなりに疲れる。この広さを、人間が整地して作ったかとおもうと恐れ入ってしまう。建物に水も流れていた。ポンプでくみ上げてるわけではないらしい。 アメリカ人のガイドをしていたペルー人の男性は「この水をのむと年をとっても元気でいられるんだ」という。歳はなんと65歳! 全然そんあふうに見えない。かつがれたか? ガイドされてたアメリカ人おばあちゃんは、ヨロヨロしながら水飲んでた。 |
■ワイナピチュにのぼる マチュピチュの裏口?から谷を一旦下ってけわしい崖のような山をのぼるったところに見晴し台がある。ここまでのぼってみることになった。行きはどのくらいで到着するのかわからないので恐かった。一応ロープとかでこっちってさしてあるんだけど、途中2つに別れてたりしてちょっと迷う。そとから眺めているのと実際にのぼるのではずいぶん印象が違う。険しいというより急なんです。よじ上るってかんじ。 のぼった見晴し台から見える景色はちょっと驚いた。マチュピチュが眼下にみえるのはもちろん、マチュピチュから続くインカ道や山裾の川もはっきり見える。誰かが攻めてきてもすぐ分かる。 見晴し台もしたから見えないように工夫されていて、やまの稜線に隠れるようにできている。下からのぼってきても直前になるまで分からない。 |
■マチュピチュ温泉 アグアスカリエンテ マチュピチュのふもとの街はアグアスカリエンテといいます。電車もバスもここに到着するんですが、実はこの街、温泉街なんです。アグアスは「水」、カリエンテは「熱い」、「熱い水」=温泉 ちゅうことですね。 旅行でながらく湯舟につかってなかったので、きもちよかった。坂のまちなので何となく伊香保に似てる。 公共浴場はでかーいプールみたいなのと、小分けになったちいさい湯舟とにわかれてて、けっこう長いこといられます。 山の上のマチュピチュの遺跡の横にある1軒しかないホテルはすごく高いので、マチュピチュに宿泊するほとんどの旅行者はこの街に宿をとります。 |
【はみだし】★マチュピチュはすごい世界遺産です。この旅行でいくつもの世界遺産をみましたが、これはすごい。「死ぬまでに一度はみるべき遺跡リスト」に絶対はいるな。うん。 |
クスコ | ナスカ |