クスコ
【DATA】
[物価] ★★★
40%東京
[人の
よさ]
★★★
物売りキツめ
[治安] ★★★
[移動容易度] ★★
徒歩とタクシーで
[総合おもしろさ@せつ]
★★★★
[総合おもしろさ@さな]
★★★
2002 December 9-12 3nights


プーノからクスコへ行くバスで、青年海外協力隊ではたらくトモくんと知り合った。もと銀行員の彼は、ガテマラで活動してたそうで、任期満了で1ヶ月南米旅行してから日本にかえるそうです。。かれとはいろんなことを同じような年だったのもあって、日本ことや世界のことやいろんな話をした。
このあと、マチュピチュの行き帰り、と温泉、それに晩ご飯もいっしょにたべたよ。
■インカ帝国の首都、世界遺産のまち並み
プーノからバスで日中かかって移動、途中の景色は穏やかになって、緑がおおかった。小さい街もいくつかあって、お祭りしてた。のんびりしたバスもすごくきれいで、道もよく、快適な移動だった。 ◎プーノ>クスコのバス US10$

ついたクスコの街はけっこう大きかった。いくつかのエリアに別れているが、アルマス広場周辺は観光地らしくとてもきれいに掃除されてて、さすが世界遺産。他の有名観光地の例にもれず、客引きや物売りがたくさんいる。こいつらはかなりスレてて、いままでわりと牧歌的だったペルーのイメージが一気に幻滅するくらいだった。うそ泣きとかするしね。
まあ、そんなことを差し引いても、なかなか素敵な街だった。スペインのトレドにとてもにてるんだよねえ。建築の様式とか。

クスコはもともとインカ帝国の首都で、太陽の神殿やいくつものインカの建物がたくさんあったところです。そのすべてはスペイン人によって壊され、スペイン式の建物に作り替えられましたが、土台の石組みは余りにも頑丈でこわせなかった。だからそのうえに教会やらをたてました。インカの様式とスペインの様式があいまった不思議な雰囲気こそ、このクスコの魅力なんですが、太陽の神殿をぶっこわしてそこに中央教会をたてるとは、当時のスペイン人の横暴さはすごいです。旧市街はインカ時代の石のへいが続いていて、当時とかわらない細い迷路のような道のエリアもあります。いまはお土産やさんがたくさんあります。
【この町のホテル】Hotel Joe
20US$(2660円)
トイレバス中、 冷暖房/あり 接客/ふつう 立地/中央の広場から徒歩で10分かからない。近所は旧市街。 清潔さ/ふるくて立て付けが悪い
値段わりにボロかったので、マチュピチュから帰ってきた時に別のホテルに移動。でもそこは安くてホテルの人もよかったんだけど、汚なくてうるっさかった。
次の街ではいいホテルにとまろうと心にきめる。
しかし、ぼく、汚さに弱いんだよなあ。


■プーノからクスコへのバスの旅。日中一日の移動。景色がきれい。
山のなかの道なのに、鋪装されててそんなにつらい道のりじゃなかった。バスもとてもきれい。都会が近い証拠かな。


なんか、あっちこっちでお祭りしてた。なんの日なんだろ?右下はバスターミナル。これまたきれいで驚く。

■マチュピチュへは電車でね

クスコからマチュピチュまでは電車で行くのが一般的。片道3時間ほどでつく。20US$。往復の電車と入場のチケットが一緒になったプランが、クスコにいっぱいある旅行代理店でうっている。安ホテル等だと、そこのおやじがそういうツアーを扱ってる場合もある。バスで行くのもあって、安いが、風情のことや正確さを考えると電車の方がいいと思う。
マチュピチュの入場料は10ドルで、電車は往復で40ドルだった。駅からマチュピチュまでのバス往復がが10US$。それ以外は全て代理店の手数料なのでこの金額を基準に。
クスコのまちをぶらぶら歩くのは楽しい。観光客用の安いレストランやケーキや、カフェなどもある。ほんととペルーの文化ではないのだろうけど、そういう観光用のものがなんか安心する。
インカ時代の石造りの建造物は、いまだにとてもきれいに保たれている。ものすごい歴史の重みを感じるんだけど、最近つくったかのようなツルツルさ加減で驚いた。石を切り出して、すっぽりと寸分違わずにピッタリに積み上げる技術がそんな昔にあったのですねえ。

町はわりと広く、少し驚いた。交通手段は、現地の人が利用するマイクロバスを改造した乗り合いタクシーか、普通のタクシー、それに徒歩。◎タクシー初乗りだいたい1ソル(36円)アルマス広場からマチュピチュ行きの列車の駅まで2ソル
いわゆる歴史的地区は歩いてまわれるほどの 大きさ。アルマス広場を中心に、見どころが点在してる。アルマル広場の近所は観光客相手のレストランやみやげやがたくさんあって、ペルーではない感じ。マチュピチュに行く電車の駅の近所のメルカドやその近辺はペルーな感じがして楽しい。広場から歩いていける距離。夜はかなり閑散としてるので注意が必要。バスターミナルは町外れにある。旅行者以外は入れない設備になってて、敷地に入るのにチケットやパスポートを見せなくては行けない。タクシーで行く。
実はインカの伝説をを全面的にくつがえす本があるんです。「神々の指紋」という何年か前のベストセラーなんだけど、この本によると、インカ帝国の技術はインカ人が発明したのではなくて、それよりはるかずっと前の1万年とか2万年前の時代に、別の文明が生み出した知恵を、インカ人はは、ただ知っていて、なぞっていただけなんじゃないかという話。 つまり、今の人類の前の人類があみ出した科学技術や測量法を、インカの人たちが使ってたんじゃないかと。
たとえば中世、11世紀頃、まだ測量術やコロンブスが新大陸を発見する以前に書かれた南米の地図がのこってて、その地図は現代の地図と比較しても恐ろしいくらい正確なんだそうです。これは当時の人が測量してかいたものではなく、なにかの地図を写したものなんじゃないかという見方ができる根拠がたくさんあって、だとするとそれを描いた、インカ人ではない高度な文明を持った人類がそれ以前にいたんじゃないか?とか予想されるわけです。

■「神々の指紋」
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◎出版社からのコメント(抜粋)
今から1万2千年以上前、地球に高度な文明が存在した。古代文明の謎を解き明かす驚愕の新事実の数々。世界各地の古代遺跡を調査したハンコックは、地球の最後の氷河期に繁栄した高度な文明の痕跡を発見する。人々はすでに高度な知識、洗練されたテクノロジー、宇宙に対する科学的認識を持っていた...。
―コリン・ウィルソン


クスコの中心アルマス広場。世界遺産地区。雲が近いぜ!ここもまた標高3000m以上あるんだよねえ。
国旗をおろす兵隊さんと警察官。ラッパ隊とかもいる。
このでっかい教会はもとはインカの太陽の神殿があった場所。スペイン人が、ぶっこわしてたてた。

標高が高いので雲が迫りくる夕日。こんなのはカトマンズ以来だ。

インカ時代の土台の石組み。隙間がまったくなく、ぴっちりとあわさっている。紙1枚も入らない。
スペイン人はうわもの建物をこわして、この石の土台のうえにスペイン様式の建物をたてた。
クスコの大地震でスペイン式の建物は散々に壊れたが、土台はもびくともしなかった。



メルカド(市場)はすごくでかいです。いろんなものが売ってて安い。牛タンラーメンくったら気持ち悪くなった。。。
このフゴナランハ(juco naranha=juce orange=オレンジジュース)はうまかった。

町外れはわりと閑散としてる。街はかなりデカい。






夜も電燈があるので比較的安心して出歩けるが若干こわい。


いい絵もいっぱいある。ギャラリーもたくさんあった。また再開したスティーブとキャサリン。よるのディスコ/クラブ?へ



【はみだし】★クスコは安心した街だった。歴史的町並みのきれいさもさることながら、やっぱ久々に近代文明に再開して、なんというかおしゃれというかそんなかんじに安心したのかな。高いメシをくったからか?


チチカカ湖 マチュピチュ



Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.
2003 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro