POKHARA
【DATA】
[広さ] ★★
小さい。歩きでまわれる。
[物価]
20%東京
[人の
よさ]
★★★★
[治安] ★★★★
良い。深夜は野犬に注意! 恐い思いをした!
[移動容易度] ★★★
バイクを借りるとより良い。
[総合おもしろさ@せつ]
★★★
[総合おもしろさ@さな]
★★
[この町のホテル]
ブルーヘブン
4.5 US$(550円)
朝食/無し トイレバス/in room 冷暖房/ファン 接客/よし 立地/ふつう 
オプション/ソファあり 鏡台あり、景色がよい
満足度
2002 July 08-14 6days

■ ヒマラヤがみえるはずの村
ポカラはヒマラヤが見えることで有名で、サイクリングや徒歩でぶらぶらするのもたのしい静かな小さな湖畔の町でです。また、トレッキングの起点としてシーズンにはたくさんの観光客がくるそうです。
カトマンズからグリーンラインという観光客専用のバスで7時間、 途中二回の休憩があり、きれいなホテルのレストランでの食事がついて10USドルです。
シーズンじゃないときに行ったので、観光客がぜんぜんいなくてとても静かでしたが、さすがに5泊中一度も湖からのヒマラヤを見ることができませんでした。
かえりは飛行機でカトマンズまでかえったので、飛行機が雲の上に出た時、雲の海のむこうに、かき氷のようなきれいなヒマラヤ山脈がみえました。これはすごい景色でした。さすが世界の屋根! こんどは是非シ−ズンに来たいなあ。

ただぶらぶらするだけの日々
ポカラでは、たまに自転車やバイクを借りて周辺の観光に行きましたが、これといって驚くほどものも無いように思えたので、観光もほどほどに、長いことお茶をしたりお土産屋を冷やかしたり地元の人と話したりしました。話題はやっぱりワールドカップ。ネパールもそうですが、タイやベトナムの人も、「はじめてのアジアでのワ−ルドカップ」ということを強く意識しています。これにはほんと驚きました。また、日本や韓国の活躍を非常によく覚えています。中田や稲本の名前はもちろん、楢崎や監督がフランス人であることなどサナイチより良く知っています。背の低い体格で劣るアジアの国のチームがヨーロッパのチームと互角に張り合うことにが、自分達の事のように嬉しかったそうです。
ずっと旅行してきて、「アジアの国々は全然別々の国で、どう考えても一つになんかなれないたくさんの問題と緊張感がある」ということをすごく体感してきたので、「同じアジア」と口にするネパールの人の言葉が非常に新鮮で驚きでした。
確かに「同じ地域の住民である」という意識というのはぼくにも無いこともないなあと思ったのでした。 おもわず「民族とは何か」みたいな本を古本屋で買って読んでみました。


行きのバス、ホテルのレストランでひるめし。右はみぞに落ちて横転したバス。おーこわ。よくあるらしい。

看板はやはり手描き。印刷よりコストがかからない! 湖でおよぐこども

のらうしとのら?ぶた。

もく浴するひと。むかしのカローラが現役で走る!

急に雨がふったりする。アジアじゅうどこにでもある「なんでもや」

湖のほとりのガーデンレストラン。このあとサナイチのドーナツは鳥に食われる。

■サッカ−する子供
公園でサッカーをする子供たちがいました。年もバラバラ、体格差あり、はだしの子もスパイクを履いた子もいて、ガキ大将がいて、もうあまり日本では見られない風景です。なかなか白熱したゲームで小競り合いもあったりしてけっこうマジ、「懐かしいなあ」なんて思いながら見てました。
やがて片方のチームのシュートがついに決まり、ワ−ルドカップさながらの「イエーーい!」 で、そのあと、みんな一所に集まって何かしてるなあと思ったら、お金を配ってる! そう、賭けてるんですねえ。お金を出し合って、買った方の総取り。
ガキ大将がメンバーにお金を配っています。で、驚いたのが結構な額なんです。全部でたぶん3-4000円くらいあったかな。一人当り日本円で100えんとか200円。こちらでは一食、いや一日暮らせるような大金です。日本の価値的には数千円という感じかな。
そこで、さて、子供がお金を賭けること、みなさんはどう思いますか? ぼくは小さい時、「こどもがお金で遊んではいけない、友だちにあげたりもらったりしてはいけない」と教えられてきました。でも、今回、本当にそうかなあと、ふと疑問に思った。
「必死にやって勝った見返りとして報酬があり、負けたらお金がなくなる」ということは、社会の事実としてあるからです。きれいごとで片付けられない。
大人がお金を賭けて勝負をすることはよくて、子供がいけないという理由は、道徳的なことだけで解決できるほど単純なことでは無いような気がしたのですねえ。 みると、シュ−トを決めた子、ゴールを死守した子、あまり活躍していない子など、ガキ大将は差をつけて配っています。不満のある子はすごい剣幕でくってかかります。殴られたりしますが。
町なかでは、いままで笑っていた乞食の子供が、外国人観光客を見つけた瞬間「ギブミーワンルピー」と、うそ泣き顔で言い寄ってくるのにくらべれば、賭けサッカーのほうが随分すがすがしく見えました。
「金持ち父さん貧乏父さん」ではないですが、現代社会には、もっとお金の教育というのも実際必要な気がするのです。賭けサッカーが最良の方法とはいいませんが。



■バンコクへもどるぞ
ネパールからロンドンへ 遠回り丸二日の旅

今回ネパールからインドへ行ってプラティムくんに会って、そのあとロンドンへ向かう予定をたてていたのですが、去る5月のインドパキスタンの政治緊張で、日本政府から撤退勧告が出たので、その時点でニュ−デリ−>ロンドンのフライトをバンコク>ロンドンに変更してしまいました。
それから一ヶ月、緊張は解け、今はインド旅行もできるようになりました。
まあ、変更してしまったものは、もういまさらしょうがないし、バンコク>カトマンズの往復チケットも買ってしまったので、結果的にカトマンズから一旦東向きにバンコクに戻り、また西向きへロンドンへ行くという遠回りなルートになってしまいました。
しかもカトマンズ>バンコクが乗り継ぎフライトで、バングラディシュのダッカで一泊です。ながーい! 


地元のこども。写真を何枚もとらされた。
右のおじちゃんはチベット難民。チベットのひとは顔が日本人とすごく似ている。
かつて日本人のポ−ターとして何回もトレッキングに行ったそうです。


郵便局にて。バンマスとかにハガキをだしに。右は名所、なんとかの滝。名前忘れた。

ジュースや。こどもがいい感じでファインダーに入った! 村はずれの風景。

レンタバイクでいく。昭和50年代のホンダ。カブではなくスクータ。メーターはこわれてる。
右は飛行場のチェックインカウンター。まるいのは荷物の重さをはかる目方。うらにはエアライン名が。おちゃめでしょ。


1×1シートの飛行機。これ実は世界最新式の小型旅客プロペラ機。ここからみたヒマラヤがとてもきれいだった。


【はみだし写真の現像とCDロムを一緒にやいてくれる写真屋さんでフジフイルムのFD-i」サービスというのがあります。これをアジアの国々のいろんな町でよくみかけました。実は、むかしそのウェブサイトの仕事をしたので、なんとなく感無量。川上さんおぼえてますか?しかしこんなにアジア展開してたとは! 

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Thanx for all of cheers and all of kindness. We are realy happy man.

2002 Hayato Setsu and Sanaichi Tashiro